【2010年度 販路開拓支援事例】
『アンコウ』の販路開拓支援
アンコウ水揚げ日本一の下関港
地域産品「下関=あんこう」のイメージの確立
有限会社ビーインミュージアム
山口県下関市
ふく料理/季節料理の店 「旬楽館」 の運営
あんこうプロジェクト
旬楽館WEBショップ
商品概要
■商品
①あん肝の味噌漬け(甘口/辛口)
②無添加あん肝の味噌漬け
■商品開発コンセプト
アンコウ水揚げ日本一の下関港の地域産品
として「下関=あんこう」のイメージの確立
■使用用途
・アツアツのご飯と一緒に食べる。
・酒の肴として食べる。
・野菜や副食材のディップソースとしての使用。
■受賞暦
第一回下関スローフードマイスター受賞
■商品概要
・原材料:あんこう肝、味噌、砂糖、酒、香辛料
調味料、保存料、、甘味料、カラメル色素、ビタミンB2
・賞味期限:冷凍3ヶ月、解凍後1ヶ月
・保存方法:要冷蔵10℃以下
現状分析
問題点
1、アンコウ=茨城のイメージが強い(あんこう=下関のイメージが弱い)
2、新商品を作っても販路開拓が難しい(ターゲットが明確ではない)
3、あん肝確保のため、生態販売も同時に行わなければならない
4、生態販売用の商品開発が必要
原因
1、商品先行でターゲット(販路)が見えておらず、販売先の選定ができていない
2、良い商品ではあるが、原材料確保の背景がマネジメントできていないため、販路を開拓しても商品が作れない恐れがある。
支援活動のポイント
1、現状商品情報の見直し、修正(賞味期限/パッケージ/インフォメーション 等)
2、使用用途の明確化からのターゲットの選定及び販路開拓
3、あん肝確保のための生態を使った商品の開発
4、生態商品のパッケージ化、及び販路開拓支援
実施概要
1、マーケティングリサーチ
①商品情報の整理:商品、価格、賞味期限 等、商品に関する詳細情報の収集
②類似商品の情報収集:あん肝製品、及び、アンコウ商品の料理、製品情報収集
③販売状況の整理:現在の販売状況の整理、及び、消費者の声の整理
2、ターゲットの考察
①販売経路の考察:BtoB BtoCと両方向性での販路選定及び販路情報収集
②サンプルを使用しての試食会:企業経営者、飲食店経営者を集めての試食会
③商品詳細の再設定:賞味期限、価格等の再設定
3、具体的な販路開拓
①BtoBでの販路開拓:飲食店への直接営業及び百貨店運営会社等量販店への営業
②BtoCでの販路開拓:自社WEBサイト販売方法の見直し及び他WEB販売サイトへの営業
4、原材料確保のための生態商品の開発及び販路開拓
①アンコウ鍋のパッケージ化:現在店舗販売している「あんこう鍋」の見直し、再パッケージ化
②他アンコウ商品の開発:アンコウを使用した新商品の開発
③アンコウ商品の販路開拓:完成したアンコウ商品の販路開拓(上記の流れ)